executileのv0.1.1をリリースした.#include
不足でコンパイルできないバグを2年くらい前に修正したのにタグを切り忘れていた.
executileは,systemdからソケットアクティベーションされることを期待してるプログラムをsystemd以外の環境(コンテナとか)で実行するためのヘルパープログラム集にしたいと思って名前をつけた.「集」と言っても今のところinet-listen-socket
というプログラムひとつしかない.これはTCP/UDPソケットをリスンして,チェインされたプログラムにsystemdのsd_listen_fds
規約で渡すだけの機能を持っている.要はinetdとかtcpserverみたいな立ち位置のやつ.
systemdの代わりをするユーティリティが当時は意外と存在しなくて作ったけど,いまはRust製のとかがあるらしい(見たことがあるけど名前を思い出せない)(当時も見つけられなかっただけかもしれない).executileはC/C++の標準ライブラリにしか依存していないので,コンパイルしてコンテナイメージにぽいっと放り込めば動く.また,executile自身もzlibライセンスなので,再頒布にあたって著作権表示のいっさい必要のないバイナリを生成することができるようになっている.RustやGoのプログラムを静的リンクしても,コンテナイメージに入れてバイナリで配布しようとするとそのへんをちゃんとやるのが面倒になってしまうことが多い.